オバルティンのアイス

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 ハーゲンダッツと比較してはいけません。これはあくまで、アイス状になったオバルティン、なのですから。

 

 オバルティン(阿華田/アーワーティン)は、麦芽にココアや砂糖を混ぜ、牛乳で溶いた飲みもので、これとよく似たミロが日本では有名ですね。
 香港にもミロ(美祿/メイロッ)はありますが、香港では、麦芽飲料というと、オバルティンやホーリック(好立克/ホウラーッハッ)の方が一般的ではないでしょうか。茶餐庁のメニューに必ず載っています。

 

 そのオバルティンがアイスになったのが、これ。

 ココア味の茶色いオバルティンアイスや、ミロのアイスもありますが、私は白いこちらのオバルティンアイスが好きです。しっかり麦芽の味がして、うっすら塩気もあり、バニラアイスとは似て非なるもの。栄養たっぷりな感じで、なぜか夏より冬に食べたくなるのです。


 

 三谷幸喜作の『12人の優しい日本人』の中で、陪審員たちが出前をとろうとしたときに、誰かが「ミロが飲みたい」と言い出し、「そんなのあるわけないじゃないか」とメニューを見たら、「あっ、ミロありましたよ! あなたは運がいい」というようなやりとりがあって、観客は大爆笑、なんてことがありました(20年以上前に見た舞台なので、細かい台詞はうろ覚えですが)。

 もしこれが香港だったら、「オバルティンかホーリックならあるんじゃない?…ほら、あった」という展開になって、笑いのシーンにはならないでしょうね。映画版ではミロがヤクルトに変わっているようですが、外売(出前)メニューにヤクルト……これなら香港人も笑っちゃうかもしれません。

 
追記

 香港の「サイゼリヤ」に行ったら、なんとドリンクバーにミロがありました!日本の「サイゼリヤ」では見たことないです。ミロが飲み放題とは! 香港における麦芽飲料の浸透率恐るべし。香港では、麦芽飲料で笑いはとれない、ということですね。

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