深センの梅干し

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 この夏、父が倒れ、丸2ヶ月間香港を留守にしたため、ブログを更新することができませんでした。このブログを楽しみにしていた方々には、大変申し訳ないことをしました。

 ようやく香港に帰って来て、いつもの生活に戻りつつありますが、家族に病人が出ると、何をしていても、つい、心ここにあらずの状態になってしまい、我ながら情けない限りです。


 そんなこんなで慌ただしかった今年の夏。すっかり予定が狂いました。

 今年挑戦した梅仕事の数々の中で、梅干しだけはまだ無理、と思っていたのですが、実は、深センの青梅を買ったときに、黄熟した梅を見つけ、ダメもとで、ちょっと作ってみました。

 塩漬けは案外うまくいき、あとは干すだけ…だったのが、結局ひと夏留守にしたので、土用干しができませんでした。

 香港に戻ってから、毎日天気予報をチェックして、9月の始めに3日間ほど猛暑日があることを確認、この日に、土用干し代わりの天日干しをすることに決めました。

 塩漬け梅を並べたのは、10ドルショップで買った干し野菜用ネット。うちの屋上には鳥がよく来るので、いたずらされないよう、カバーは必須です。

 1日目は晴天で、気温33度、湿度71%。雲行きが怪しくなり始めた2時過ぎまで干して、梅はほかほか、ふかふかに。しかし翌日は気温は高いものの、空はもやがかかっています。朝からニュースで「今日は大気汚染がひどく、外出時には注意が必要」と報道され、とてもじゃないけれど、こんな日に外干しする勇気はありません。そこで、ビン干しを試してみることに。

 これは、塩漬けしたビンに入れたまま干す方法です。本来は、狭いベランダでも土用干しができるように、と考案されたらしいのですが、今年は、放射能が心配でビン干しする人も多いのだとか。

 香港と日本、事情は違えど、安心して土用干しができない世の中なんて…ねえ。

 翌日はやや空が晴れたので、再びネット干しして、タイムアウト。

 梅の重さは元の約70%で、まだ干し方が足りないのですが、次の日からにわか雨が多い毎日が続くようになりました。

 その後も気温は30度を超えるものの、吹く風は爽やかで、明らかに夏の風ではありません。

 そして中秋節。今年はよく晴れました。「中秋節は中国の工場が休みになるから空気が澄む」という噂を聞いて、これがラストチャンス!?と、中秋節当日と翌日2日間、ネット干しして、重量は元の62%に。

 かなり梅干しらしい容貌になりました。皮も薄く、身は柔らか。塩分18%で漬けたので、塩辛くて昔懐かしい梅干しの味がします。しばらく寝かせたら、もう少しまろやかになるのかしら。

 

 来年はぜひ、香港産の梅で作ってみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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