鶏の軟骨入りチキンスープ鍋

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 猛暑が続いています。

 火鍋レストランを営んでいる香港人の友人が、電話口で「全然客が入らない」とぼやいているようです。

 「当たり前だ。誰がこんな日にわざわざ火鍋を食べに行くか」と、うちの夫はクールに応対していましたが、すみません、今日の我が家の晩ご飯は、火鍋です…。

 

 トマト、冬瓜という夏野菜を中心に、魚ボールなど、あっさり系の具をチョイス。それに、霜降りの薄切り牛肉を少々。締めに入れる麺は、「五穀麺」という雑穀を混ぜた麺にして、よりヘルシーに。そしてふと思いついて、冷凍庫から、鶏の軟骨を取り出しました。

 

 これは近所の街市(市場)で購入したもので、鶏のひざの部分の軟骨です。1ポンド(約450グラム)で10ドル(約120円)、という安さでした。

 

 鶏軟骨は我が家の好物の1つで、普段は、塩、こしょうして、フライパンでカリッと炒めて食べるのですが、今回は火鍋に投入してしまいます。

 

 まず、小鍋に水と凍った鶏軟骨を入れて強火にかけます。沸騰するとアクが浮いてくるので、シンクに持って行って、流水をかけながら軟骨をよく洗います。再び小鍋に水と軟骨を入れ火にかけ、沸騰してきたら弱火にして、そのままコトコトと煮ます。脂が浮いてくるので、そのつど、すくい取ります。

 

 最初に鶏軟骨を煮始め、その間に、野菜を洗ったり切ったりしているので、時間としては20分くらいでしょうか。どうせ火鍋に入れて引き続き煮るので、柔らかくならなくても気にしません。

 軟骨と煮汁を、市販のチキンスープストックと共に、火鍋用の鍋に入れ、少なければ水を足し、塩で味を整えます。これでスープベースのできあがり。

 

 薬味は、みじん切りの玉ねぎとにんにく、市販の揚げにんにくと揚げシャロット。それから、黒酢、刻みとうがらしのオイル漬け、ゴマだれ、マスタードなどの調味料をずらりと並べて、自分で好みの味を作るのが我が家流です。

 

 食卓に鍋を出した時は、「えー!? 火鍋ー!?」と家族に驚かれましたが、1日中クーラーのきいた部屋にいると、案外身体が冷えているもので、この温かさが意外と胃に心地よく、「夏の火鍋も結構いいね」と、皆でおいしく食べました。よく煮えた軟骨は、コリコリとした歯ごたえを残しつつも柔らかで、余分な脂肪もなく、さっぱり。巷では「コラーゲン玉」という商品が売られているそうですが、我が家が買うことはなさそうです。

 

 さっさと食べ終えた息子はパソコンで遊び始め、私は棒アイスをかじりながら、ソファに座りテレビ鑑賞、食べるのが遅い夫は、ビールを飲みながら、まだ1人で、のんびりと鍋をつついています。こんな、食後のまったりとした時間まで引っくるめたのが「家火鍋」の醍醐味で、レストランへ出かけて行って食べる「ハレ」の火鍋とは全然別ものです。

 

 くだんの友人からは、「何かいい夏の火鍋メニューはないかな?」と相談されているのですが、何がいいでしょう。「激辛火鍋とか…?」なんて答えてみましたが、お客さんに足を運んでもらい、お金を払ってもらえるメニューというのは、難しいですね。

 

 翌日の我が家のメニューなんて、前日の残った材料に、豚バラ肉の薄切り、ランチョンポーク、インスタントラーメン(どれも買い置きのものばかり)を足した火鍋です。スープなんて、ただのお湯。「えー!? また火鍋ー!?」という声が上がりましたが、アクや脂肪分を洗い落としながら食べるような超さっぱり鍋で、これはこれで、おいしかったです。レストランでは絶対に出せない料理ですね(笑)。

 

 

 

 

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