れんこんと干しダコと豚足のスープ

Categories 香港味探検
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 鈴木保奈美が芸能界に復帰する、というニュースで、我が家はちょっと盛り上がりました。

 私は彼女の顔が昔から好きで、彼女がどんな風に年をとっていくのか、ずっと気になっていたのです。雑誌の表紙になった彼女は相変わらずきれいで感心したのですが、うちの香港人の夫いわく、「やっぱり皴っぽくなるなあ、保奈美でさえも」。

 これは夫が常々言っていることなのですが、「日本の若い女性は、香港人女性と比べると、圧倒的に美しい。顔立ちもきれいだし、化粧も上手だし。なのに中年を過ぎると、なぜあんなに肌の艶がなくなり、皺が目立つようになるのだ!?」と。

 要するに、若い時は日本人女性が圧勝するけれど、おばちゃん対決になったら、(顔の造作はともかく、肌の色艶では)香港人女性の方が勝つ、と言うのです。おばちゃん組の私としては聞き捨てなりません。そこで、香港の中年~年配の女性の肌を、それとなく観察してみました。

 なるほど、素肌っぽい人が多く(ファンデーションは薄め)、「陶器のように真っ白できめ細かい」人はさすがにごく少数でしたが、全体に、皆つやつやとして張りがあり、小皴が目立ちません。

 香港の多湿が肌にいい、とよく言われますが、日本より乾燥しているカナダに20年住んでいる義母の肌も、やはりつるつるぴかぴかです。「美肌の秘訣は適度な油分と水分にあり」というのが夫の持論で、義母も「スープを飲んでいるから」だと言います。油分に関しては、「日本人も油を摂っているのに。天ぷらとかトンカツとか」と言ったら、「そういう『乾いた油』はダメ」と夫にあっさり否定されました。

 香港人の美と健康を支えるスープ。ここでもいろいろと取り上げてきましたが、そういえば、美肌に特化したスープはまだなかったように思います。そこで今回は、代表的な「養顔」スープの1つ、「蓮藕鱆魚猪脚湯」をご紹介することにしました。

 豚足(猪脚/ジューギョッ)がコラーゲンをたっぷりと含んでいることは日本でも有名ですが、香港(中国)では、れんこんや干しダコ(鱆魚/ジョーンユー)にも、肌に張りと潤いを与える効果があると言われています。その3つが合体したスープ、いかにも効きそうではありませんか。

 コラーゲンを摂取すると本当に美肌になるのかどうか、科学的にはまだ十分に証明されていません。ただ、1つわかっていることは、コラーゲンを有効に働かせるためには、ビタミンCが必要だということです。香港の人は、食後によくくだものを食べていますが、もしかしたら、それが彼女たちの美肌のカギを握っているのかもしれません。(2008.12)

 

<蓮藕鱆魚猪脚湯 れんこんと干しダコと豚足のスープ>

材料(4人前):

豚足(ぶつ切り) 600g
しょうが(うす切り) 少々
れんこん(皮をむいて、大きめの乱切り) 600g
干しダコ 1枚(約40g)
蜜棗(マッジョウ/砂糖漬けのなつめ) 5粒
陳皮(チャンペイ/みかんの皮を干したもの) 1片(3×4センチ)
しょうが(叩きつぶす) 親指大
水 3リットル
塩 少々

 

作り方:

1.鍋にたっぷりの水(分量外)を入れ、豚足としょうが片を加えて、強火にかける。沸騰したら、そのまま5分ほどゆで、流水で豚足をよく洗う。
2.鍋に分量の水を入れて火にかけ、下ゆでした豚足、れんこん、干しダコ、蜜棗、陳皮、しょうがを入れ、沸騰したら火を弱めてふたをし、3時間煮る(できればその後一晩おいて、上に固まった脂肪を取り除くと、さらによい)。
3.スープを碗に取り、好みの量の塩を加えて、できあがり。

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